広告:本ページにはアフィリエイト広告を含みます。

蜂の巣を見つけたら:種類・大きさ・場所で決める駆除の進め方

蜂の巣を見つけたら、まず巣から離れます。そのうえで近づかずに四つの点を確かめれば、自分で取るか、頼むか、相談するかの次の一手がはっきりします。

最初にすることは、巣に近づかずに「種類(スズメバチか、アシナガバチか)」「大きさ」「場所(高さ・屋内か屋外か)」「時期」を確かめることです。自治体の資料では、アシナガバチの巣や、4〜6月ごろの女王バチ1匹で作っている初期の巣は自分で取れる場合があるとされる一方、スズメバチの大きくなった巣、屋根裏・壁の中・土の中の巣、高い所の巣は専門業者に頼むよう案内されています。人が通らない場所の巣は、取らずに見守るよう勧める自治体もあります。この記事では、四つの点の見分け方と、分かれ目ごとに次に読む記事をまとめました。

瓦屋根の軒下に、柄でぶら下がり巣穴がむき出しになった小さな蜂の巣が見える住宅のイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

この節の出典:国民生活センターの2024年の注意喚起

1. 種類:巣の形で見当をつける

家のまわりに巣を作ることが多いのは、スズメバチとアシナガバチです。ハチそのものを近くで見る必要はなく、巣の形でおおよその見当がつきます。横浜市は次のように見分け方を示しています。ただし表はこの2種類の典型的な例で、スズメバチの種類や巣の育ち具合によって形は違い、形だけで種類を確定することはできません。

スズメバチとアシナガバチの巣の典型例(横浜市・横浜市港北区の案内から)
スズメバチアシナガバチ
形ボール型。作りはじめはトックリや一輪挿しを逆さにしたような形蓮の実型(お椀を伏せたような形)
表面マーブル模様の外皮で覆われる外皮がなく、巣穴が露出している
出入り口典型的には一つ下から六角形の巣穴がたくさん見える
作る場所軒下・木の枝のほか、天井裏・壁の中・床下・戸袋・木の洞など見えない所に作ることもある軒下・垣根・植え込みなど、見える所が中心
形は目安で、種類の確定にはなりません。見分けに自信がないときは、スズメバチとして扱うほうが安全です。写真から種類を判断してくれる区もあります(横浜市港北区のオンライン相談)。

この節の出典:横浜市のハチの案内、横浜市港北区のハチの案内

2. 大きさと時期:女王バチ1匹の時期かどうか

スズメバチとアシナガバチの巣は1年限りのもので(ミツバチは巣を続けて使うため別に考えます)、春に女王バチが1匹で作りはじめ、働きバチが生まれると急に大きくなります。横浜市は、4月から6月の最初の働きバチが羽化するまでは女王バチ1匹で巣作りをしている時期で、そのあいだに見つければ比較的安全で費用も安く駆除できると案内しています。港北区の資料では、スズメバチの巣は直径約7cmのトックリ型の時期に女王バチ1匹、直径約10cmになると働きバチが出はじめ、8〜11月には直径約20〜30cmになるとされています。

初期の巣かどうかの見分け方と、その時期の対処は作りはじめの小さい蜂の巣に、季節ごとの考え方と冬の空き巣の扱いは蜂の巣駆除の時期にまとめています。

この節の出典:横浜市のハチの案内、横浜市港北区のハチの案内

3. 場所:自分で手を出せない場所がある

同じ種類・大きさでも、場所によって判断は変わります。広島市は、屋根裏など駆除しにくい場所の巣や、人の握り拳より大きい巣、ハチの数が多い巣は無理をせず専門業者に頼むよう案内しています。天井裏・壁の中・床下・戸袋は、横浜市がスズメバチとアシナガバチを比べた資料で、スズメバチが巣を作る場所として挙げられています(ほかのハチがこうした場所に巣を作らないという意味ではありません)。外から巣が見えない場所は、種類にかかわらず自分では作業しないでください。

また、広島市は巣の場所と種類ごとに「危険性が高い範囲」の目安を示しています。軒下や生垣の巣なら、スズメバチは出入り口から概ね4m、アシナガバチとミツバチは概ね1mです。生活の中でどうしてもこの範囲を通らなければならないかどうかが、駆除を検討する目安とされています。この距離は危険性の目安で、その外なら安全という境界ではありません。

この節の出典:広島市のハチのFAQ、横浜市のハチの案内

4. 判断表:四つの点から次の行き先を決める

見つけた巣の状態と、次にすること
巣の状態考え方(自治体資料での扱い)次に読む記事
人が通らない高い場所・出入りのない巣札幌市は、高い所など危険のない巣はそのままに(高さの目安3m以上)、出入りのない巣はそっとしておくよう案内。スズメバチ・アシナガバチの巣は冬に空になると翌年は使われない(ミツバチは別)蜂の巣駆除の時期
アシナガバチの巣で、手の届く露出した場所東京都・名古屋市は自分で除去も可能としている。種類の見分け、巣に使える表示のある製品、安全な足場がそろうことが前提で、迷えば相談アシナガバチの巣は駆除すべき?、自分で駆除できる条件と手順
4〜6月ごろの小さな巣(スズメバチの初期巣を含む)女王バチ1匹の時期。東京都は初期の小さな巣以外は専門家にと案内作りはじめの小さい蜂の巣
スズメバチの大きくなった巣自分で取らず専門業者へ。自治体によっては無料駆除や補助の対象スズメバチの巣を見つけたら
屋根裏・壁の中・床下・土の中・高所の巣外から巣が見えず、自分では作業しない蜂の巣駆除業者の選び方
賃貸住宅・集合住宅の共用部分自分で業者を呼ぶ前に管理会社・大家へ。自治体の無料駆除でも共用部分は対象外の例が多い賃貸・アパートの蜂の巣、ベランダ・室外機まわりの蜂の巣
表は自治体が公開している説明をまとめたもので、どの巣でも安全に取れることを示すものではありません。ハチに刺されて強い症状が出たことがある人は、自分で作業しないでください。

この節の出典:札幌市のハチの案内、札幌市のハチ類の解説、東京都のアシナガバチの解説、東京都のスズメバチの解説、名古屋市のスズメバチの案内

どこに頼むか:自治体・協会・業者の違い

「蜂の巣駆除はどこに頼むか」は、住んでいる市区町村によって答えが変わります。役所が無料で取ってくれる地域もあれば、費用の一部を補助する地域、防護服を貸すだけの地域、相談と業者の紹介だけの地域もあります。まず自分の自治体がどの型かを確かめ、それから業者に連絡する順番にすると、補助の対象外になる失敗を避けられます(事前に市へ申し込まないと補助の対象にならない自治体もあります)。

相談先ごとにできること
相談先できること詳しい記事
市区町村(保健所・生活衛生の担当課など)相談、無料駆除・補助・防護服貸出がある地域はその手続き蜂の巣駆除は市役所で無料?、補助金の事前申込型と事後申請型
都道府県のペストコントロール協会国民生活センターの資料によると47都道府県の協会に「害虫相談所」があり、無料で電話相談を受けている。業者の紹介をする協会もある蜂の巣駆除業者の選び方
駆除業者現地調査・見積り・駆除。料金は種類・高さ・巣の数などで変わる蜂の巣駆除の料金

この節の出典:国民生活センターの2024年の注意喚起

巣を見つけたときにしないこと

  • 巣を確かめようとして近づく、揺らす、棒でつつく、水をかける(さいたま市は水をかけたり大きな物音をたてたりしないよう呼びかけています)
  • 巣の近くで大声を出す、手で払う
  • 黒っぽい服や香りの強い香水・柔軟剤で近づく(東京都・さいたま市・広島市が注意点として挙げています)
  • 暗い時間に巣を懐中電灯で照らす(ハチが光に向かってくることがあります)

家族や近所の人が知らずに近づかないよう、巣の場所を伝えておくことも大切です。さいたま市は、スズメバチの巣を見つけたら張り紙などで近くに巣があることを知らせるよう案内しています。

この節の出典:さいたま市のスズメバチの巣の案内、東京都のスズメバチの解説、広島市のハチのFAQ

この節の出典:東京都のスズメバチの解説、小野市消防本部のスズメバチ注意、さいたま市のスズメバチの巣の案内

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

あわせて読む