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蜂の巣駆除の補助金:事前申込型と事後申請型で手順が逆になる

補助金で失敗しやすいのは、制度があるのに順番を間違えて対象外になることです。業者に電話する前に、どちらの型かを確かめます。

蜂の巣駆除の補助金は、全国共通の制度ではなく、市区町村ごとの制度です。編集部が確認した例では、成田市は市に申し込んで指定業者に駆除してもらう「事前申込型」で、駆除した後の申請は対象外です。反対に武蔵野市は、業者に全額を払った後で領収証と駆除前後の写真をそろえて申請する「事後申請型」です。どちらもスズメバチの巣だけが対象で、補助額は原則として費用の2分の1(上限あり)でした。ただし武蔵野市は、住民税非課税世帯なら上限額までの全額を助成します。名古屋市や八王子市のように、生活保護世帯など一部の世帯に限って補助や公費駆除がある自治体もあります。業者を呼ぶ前に、自分の自治体の型と条件を確かめてください。

間取り図と地図、資料、クリップボードとペンを広げた机のイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

型ごとの順番の違い

蜂の巣駆除の補助の型(2026年9月26日 編集部確認)
型自治体の例順番対象外になる例
事前申込型成田市①市の環境衛生課に申込み(平日9時〜16時30分)→②指定業者から日時の連絡→③駆除→④補助金を差し引いた額を業者に支払う(補助金は業者が代理受領)市を通さずに業者へ依頼、駆除後の申請、スズメバチ以外の巣、調査費
事後申請型武蔵野市①業者に電話して費用を確認→②駆除→③全額を支払う→④申請書兼請求書・領収証・駆除前後の写真を市に提出→⑤翌月20日ごろ振込スズメバチ以外の巣、出入りのない古巣、駆除を伴わない出張費、年度末の申請期限を過ぎたもの
世帯限定型名古屋市、八王子市名古屋市:保健センター環境薬務課に相談(名古屋市の記事)。八王子市:自分で協定事業者に連絡する前に環境保全課へ連絡(八王子市の記事)対象世帯に当たらない場合。八王子市は自分で協定事業者に連絡すると公費駆除の対象にならない

この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内、名古屋市のスズメバチの案内、八王子市のハチの巣の駆除

補助額と上限の例

補助額の例(各市の公式ページの記載)
自治体補助額上限
成田市駆除に要した費用の2分の1(100円未満切り捨て)5万円
武蔵野市(住民税課税世帯)駆除費用(税込)の2分の1(1,000円未満切り捨て)スズメバチ15,000円、オオスズメバチ25,000円
武蔵野市(住民税非課税世帯)上限まで全額スズメバチ30,000円、オオスズメバチ50,000円
武蔵野市は、高所作業や家屋の一部の取り外し・復旧を伴う作業などで別途かかる費用は全額自己負担と注意しています。料金の目安は蜂の巣駆除の料金をご覧ください。

この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内

申請できる人の条件

  • 成田市:巣ができた建物などの所有者、所有者から管理を委託されている人、所有者または管理者から駆除の承諾を得た賃借人。
  • 武蔵野市:住居用建物の敷地で、巣がある建物・樹木を所有する個人かマンション管理組合、または所有者の許可を得て住んでいる人。不動産業者など事業者は対象外。
  • 武蔵野市の要件:巣が目視できる、スズメバチの出入りが確認できる、日常生活や他者の安全に支障がある、の三つすべて。

賃貸住宅に住んでいる場合は、補助を使う前に所有者や管理会社の承諾が必要になることがあります。連絡のしかたは賃貸・アパートの蜂の巣にまとめました。

この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内

事後申請型で用意しておくもの

  1. 駆除前の写真:巣とハチの出入りが分かるものを、離れた位置から撮る(近づいて撮らない)。
  2. 業者への確認:電話の段階で、武蔵野市の助成を使うことと、必要な書類(領収証の但し書き、作業後の写真)を伝える。武蔵野市は申請書の受け渡しや写真撮影に対応できる市内の連携事業者を公表している。
  3. 駆除後の写真と、スズメバチの巣を駆除したことが分かる但し書きのある領収証。
  4. 申請書兼請求書を、駆除した日の属する年度の3月末日までに提出する。3月末日が土日祝日のときは、その前の開庁日が期限になる。

この節の出典:武蔵野市のハチの案内

「補助がある」と書かれていても終わっていることがある

終了・廃止が公式ページに明記されている例
自治体公式ページの記載
甲府市「甲府市スズメバチ駆除費補助金交付制度」は平成31年3月31日で廃止
神戸市駆除に関する助成制度は2022年3月31日で終了
藤沢市市で行っていたスズメバチの巣撤去業務は令和6年度で終了。撤去や費用の助成は行っていない
古いまとめ記事では、これらの市が補助や無料撤去の例として紹介されていることがあります。制度の有無は、必ずその自治体の現在のページか担当課で確かめてください。地域の詳しい状況は藤沢市・神戸市・甲府市の記事にあります。

この節の出典:甲府市のスズメバチの案内、神戸市のハチの案内、藤沢市のハチの案内

補助ではなく「市が駆除する」自治体もある

さいたま市は補助金ではなく、住宅のスズメバチの巣を委託業者が駆除し、費用を市が負担する仕組みです。世田谷区も条件に合う巣を無料で除去しています。補助を探す前に、こうした無料駆除がないかも一緒に確かめると効率的です(市役所で無料になるか)。

この節の出典:さいたま市のスズメバチの巣の案内、世田谷区のハチの巣の除去

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

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