広告:本ページにはアフィリエイト広告を含みます。
蜂の巣駆除の補助金:事前申込型と事後申請型で手順が逆になる
補助金で失敗しやすいのは、制度があるのに順番を間違えて対象外になることです。業者に電話する前に、どちらの型かを確かめます。
蜂の巣駆除の補助金は、全国共通の制度ではなく、市区町村ごとの制度です。編集部が確認した例では、成田市は市に申し込んで指定業者に駆除してもらう「事前申込型」で、駆除した後の申請は対象外です。反対に武蔵野市は、業者に全額を払った後で領収証と駆除前後の写真をそろえて申請する「事後申請型」です。どちらもスズメバチの巣だけが対象で、補助額は原則として費用の2分の1(上限あり)でした。ただし武蔵野市は、住民税非課税世帯なら上限額までの全額を助成します。名古屋市や八王子市のように、生活保護世帯など一部の世帯に限って補助や公費駆除がある自治体もあります。業者を呼ぶ前に、自分の自治体の型と条件を確かめてください。

型ごとの順番の違い
| 型 | 自治体の例 | 順番 | 対象外になる例 |
|---|---|---|---|
| 事前申込型 | 成田市 | ①市の環境衛生課に申込み(平日9時〜16時30分)→②指定業者から日時の連絡→③駆除→④補助金を差し引いた額を業者に支払う(補助金は業者が代理受領) | 市を通さずに業者へ依頼、駆除後の申請、スズメバチ以外の巣、調査費 |
| 事後申請型 | 武蔵野市 | ①業者に電話して費用を確認→②駆除→③全額を支払う→④申請書兼請求書・領収証・駆除前後の写真を市に提出→⑤翌月20日ごろ振込 | スズメバチ以外の巣、出入りのない古巣、駆除を伴わない出張費、年度末の申請期限を過ぎたもの |
| 世帯限定型 | 名古屋市、八王子市 | 名古屋市:保健センター環境薬務課に相談(名古屋市の記事)。八王子市:自分で協定事業者に連絡する前に環境保全課へ連絡(八王子市の記事) | 対象世帯に当たらない場合。八王子市は自分で協定事業者に連絡すると公費駆除の対象にならない |
この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内、名古屋市のスズメバチの案内、八王子市のハチの巣の駆除
補助額と上限の例
| 自治体 | 補助額 | 上限 |
|---|---|---|
| 成田市 | 駆除に要した費用の2分の1(100円未満切り捨て) | 5万円 |
| 武蔵野市(住民税課税世帯) | 駆除費用(税込)の2分の1(1,000円未満切り捨て) | スズメバチ15,000円、オオスズメバチ25,000円 |
| 武蔵野市(住民税非課税世帯) | 上限まで全額 | スズメバチ30,000円、オオスズメバチ50,000円 |
この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内
申請できる人の条件
- 成田市:巣ができた建物などの所有者、所有者から管理を委託されている人、所有者または管理者から駆除の承諾を得た賃借人。
- 武蔵野市:住居用建物の敷地で、巣がある建物・樹木を所有する個人かマンション管理組合、または所有者の許可を得て住んでいる人。不動産業者など事業者は対象外。
- 武蔵野市の要件:巣が目視できる、スズメバチの出入りが確認できる、日常生活や他者の安全に支障がある、の三つすべて。
賃貸住宅に住んでいる場合は、補助を使う前に所有者や管理会社の承諾が必要になることがあります。連絡のしかたは賃貸・アパートの蜂の巣にまとめました。
この節の出典:成田市のスズメバチ駆除費補助、武蔵野市のハチの案内
事後申請型で用意しておくもの
- 駆除前の写真:巣とハチの出入りが分かるものを、離れた位置から撮る(近づいて撮らない)。
- 業者への確認:電話の段階で、武蔵野市の助成を使うことと、必要な書類(領収証の但し書き、作業後の写真)を伝える。武蔵野市は申請書の受け渡しや写真撮影に対応できる市内の連携事業者を公表している。
- 駆除後の写真と、スズメバチの巣を駆除したことが分かる但し書きのある領収証。
- 申請書兼請求書を、駆除した日の属する年度の3月末日までに提出する。3月末日が土日祝日のときは、その前の開庁日が期限になる。
この節の出典:武蔵野市のハチの案内
「補助がある」と書かれていても終わっていることがある
| 自治体 | 公式ページの記載 |
|---|---|
| 甲府市 | 「甲府市スズメバチ駆除費補助金交付制度」は平成31年3月31日で廃止 |
| 神戸市 | 駆除に関する助成制度は2022年3月31日で終了 |
| 藤沢市 | 市で行っていたスズメバチの巣撤去業務は令和6年度で終了。撤去や費用の助成は行っていない |
この節の出典:甲府市のスズメバチの案内、神戸市のハチの案内、藤沢市のハチの案内
補助ではなく「市が駆除する」自治体もある
さいたま市は補助金ではなく、住宅のスズメバチの巣を委託業者が駆除し、費用を市が負担する仕組みです。世田谷区も条件に合う巣を無料で除去しています。補助を探す前に、こうした無料駆除がないかも一緒に確かめると効率的です(市役所で無料になるか)。
この節の出典:さいたま市のスズメバチの巣の案内、世田谷区のハチの巣の除去
参照した情報
- 成田市「スズメバチにご注意ください」(2026年7月1日更新)市を通じて指定業者に頼んだ場合だけ対象となるスズメバチの巣の駆除費補助(2分の1、限度額5万円)(2026-09-26確認)
- 武蔵野市「ハチについて」(2026年4月6日更新)スズメバチの巣の駆除費の事後申請型の助成(課税・非課税世帯の上限、要件、申請書類と期限)と用具の貸出(2026-09-26確認)
- 名古屋市「スズメバチ ハチに刺されないために」(2025年10月16日更新)市内のスズメバチ6種、種類別の扱い、アシナガバチの自力除去の目安、一部世帯への補助の可能性(2026-09-26確認)
- 八王子市「ハチの巣の駆除について」(令和8年5月1日更新)駆除用具の無料貸出、2027年4月30日までの協定料金表(巣1個・税込)と協定7社、公費駆除の対象世帯と連絡の順番(2026-09-26確認)
- 甲府市「スズメバチの巣の駆除について」(2025年3月27日更新)市は駆除せず、スズメバチ駆除費補助金は平成31年3月31日で廃止。巣の時期ごとの変化と点検の案内(2026-09-26確認)
- 神戸市「ハチと上手につき合おう」(2026年3月23日更新)市は個人宅の巣を駆除せず助成は2022年3月末で終了、協会でのおおよその価格の問い合わせ、巣作りを防ぐ点検(2026-09-26確認)
- 藤沢市「ハチについて」(2026年5月23日更新)市の撤去業務は令和6年度で終了し助成もないこと、公共施設ごとの連絡先、アシナガバチの自力撤去と予防(2026年5月23日更新)(2026-09-26確認)
- さいたま市「スズメバチの巣について」(2026年6月19日更新)住宅と敷地のスズメバチの巣を市の費用で駆除する制度の対象・対象外・手順と、刺された後に救急車を呼ぶ症状(2026-09-26確認)
- 世田谷区「ハチの巣の除去について」(2023年7月10日更新)区の無料除去の対象(種類・高さ・露出した巣・立会い)と対象外、アシナガバチの自力除去の案内(2023年7月10日更新のページ)(2026-09-26確認)
公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

