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ホームセンターで買えるネズミ対策の道具。種類ごとの向き不向きと使い方

売り場に並ぶ道具は、目的で四つに分かれます。何を解決したいのかを先に決めると、買いすぎも買い違いも減らせます。

ホームセンターで買えるネズミ対策の道具は、捕まえる道具(粘着トラップ・捕獲かご)、殺そ剤、忌避をうたう商品(香り・超音波など)、すきまをふさぐ材料(金網・金属たわし・パテなど)の四つに分けられます。東京都の防除読本は、えさ・巣の材料・すきまを減らす「環境的防除」を基本にし、捕獲器と殺そ剤はその補足と位置づけています。最初に買うなら、すきまを確かめてふさぐ材料と、痕跡のある通り道に置く捕獲用の道具から考えるのが筋道です。

作業台に広げた金網のロールと、軍手・メジャー・はさみ・懐中電灯のイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

目的別に見る道具の一覧

売り場の道具を目的で分ける
目的道具の例公的機関の案内から分かること
捕まえる粘着トラップ、捕獲かご東京都の読本は、捕獲器と殺そ剤はドブネズミ・ハツカネズミに有効で、クマネズミには専門業者でも難しいと説明している
薬剤で減らす殺そ剤(毒餌)周りの食べものを片づけてから少量ずつ複数か所に置く。子どもやペットの誤食に注意(殺そ剤の記事)
よける・追い出す香りの忌避剤、燻煙剤、超音波機器追い出しと駆除は別。超音波の効果表示には根拠が認められなかった例がある(燻煙剤・超音波)
ふさぐ金網、亀甲金網、金属たわし、不燃性のパテ、モルタル侵入経路をふさぐ防そ修繕は、クマネズミに特に効果的な方法とされている

この節の出典:東京都のねずみ防除読本

捕まえる道具の使い方

粘着トラップ

東京都の読本は、粘着トラップをネズミがよく通る通路全体に複数枚置くこと、並べ方は規則正しく並べる方法とランダムに並べる方法のどちらかを選び、最低3日間は配置を変えないことを示しています。トラップにえさを置くとネズミが止まって逃げられやすくなるため、えさは置かないよう注意しています。横浜市も、通路に連続して3日以上仕掛ける方法を案内しています。

警戒して近寄らない場合について、同じ読本は、最初は粘着面を出さずに置いてネズミを慣らし、その後に粘着面を出して置く方法も紹介しています。国民生活センターの「国民生活」2024年7月号の解説では、粘着わなはえさを使わずに捕獲でき、ネズミに寄生するイエダニも同時に処理できると説明されています。

捕獲かご

東京都の読本によると、かごのわな(カゴトラップ)が有効なのは主にドブネズミで、中のえさにはフックに掛けやすいソーセージやさつま揚げが向き、周りに食品や残飯がないようにしておきます。横浜市は、ネズミの出る物陰などに3日以上続けて仕掛けること、けがをしないよう十分注意することを案内しています。

「国民生活」の解説は、生け捕りにするかごは何度も使える一方、捕まったネズミが生きているため処理が大変だと述べています。横浜市では福祉保健センターがネズミ捕獲用のかごを貸し出しています。買う前に、住んでいる自治体に貸出があるかを確かめるのも一つの方法です(自治体に確かめる手順)。

この節の出典:東京都のねずみ防除読本、横浜市のネズミ案内、国民生活センター「国民生活」の解説

すきまをふさぐ材料の選び方

東京都の読本は、ネズミが出入りできる穴の大きさを1.25cmとし、広いすきまに金網をかぶせる場合は網目が1cm以下のものを使うよう示しています。面積の広い場所には木やブリキ板・金網、壁の穴や配管の貫通部のような小さなすきまには、不燃性のパテやモルタル、金属たわし、亀甲金網など、変形しやすくネズミが嫌う材料を埋め込む方法が紹介されています。

場所ごとのふさぎ方(東京都の読本の例から)
場所ふさぎ方の例自分で手をつける前の注意
配管の貫通部不燃性のパテやモルタルで埋める。応急には金属たわしを詰める見える範囲・手の届く範囲に限る
通気口(屋根の下・床下)格子が壊れて穴が開いていれば全体に金網をかぶせる高い場所は無理をしない
基礎のすき間モルタルなどを詰める換気のための開口と、すき間を取り違えない
扉のすき間木製ドアのすき間やかじられた穴に金属板を打ちつける賃貸では先に管理会社へ確認する
電線の引き込み部不燃性のパテを詰める配電盤につながる部分は危険なので電気工事の業者に依頼する
読本は、天井裏や高所などの危険な場所は専門業者に依頼したほうがよい場合もあるとしています。

ふさぐ前に、見つけたすきまを写真に残しておくと、あとで専門業者に相談するときにも役立ちます(すきまを見つけたら、ふさぐ前に記録する)。

この節の出典:東京都のねずみ防除読本

買う前のチェックリスト

  1. ふんやかじり跡など、痕跡のある場所(通り道)を写真付きで書き出したか。
  2. 置く場所に、子ども・ペットが入らないか。入るなら置けない道具を外したか。
  3. 粘着トラップやかごで捕まえたあと、自分で回収・処分できるか。自治体のごみ分別を調べたか。
  4. 賃貸・マンションの共用部分や建物に手を加える場合、管理会社・管理組合に確認したか(賃貸・マンションの場合)。
  5. 自治体に捕獲かごの貸出や相談窓口がないか確かめたか。
  6. 説明書きの対象・使用場所・使用量を、売り場で読んだか。

この節の出典:京都市の家庭向けネズミ対策、横浜市のネズミ案内

捕獲した個体の処理は、製品の説明書きと、お住まいの自治体の案内を確認してください。ふんの清掃は、掃いたり掃除機で吸ったりせず、消毒剤で湿らせてから拭き取ります。手順はふんの掃除と消毒にまとめています。編集部は商品の効果や安全性を検証していないため、特定の商品はすすめていません。

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

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