広告:本ページにはアフィリエイト広告を含みます。

ネズミのふんを見つけたら。駆除後の掃除と消毒の手順、避けたい片づけ方

ふんを見つけたとき、すぐ掃除機に手が伸びるかもしれません。片づけ方を一つ変えるだけで、ほこりを舞い上げずに済みます。

ネズミのふん・尿・巣材は、ほうきで掃いたり掃除機で吸ったりしません。米国疾病予防管理センター(CDC)は、それによって病原体を含む細かな粒が空気中に舞うおそれがあるとして、掃除の前に30分ほど換気し、ゴムかプラスチックの手袋をつけ、消毒剤でしっかり湿らせて所定の時間置いてから、紙で拭き取る手順を示しています。東京都の防除読本は、ネズミが感染症を媒介することや、ネズミがいなくなった後に寄生していたイエダニが人を刺すことがあると説明しています。天井裏や量の多い場所は、自分で片づけずに専門業者へ相談してください。

食品を密閉容器に入れて並べた、片づいた台所のイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

避けたい片づけ方

  • 乾いたままほうきで掃く、掃除機で吸う。細かな粒が舞い上がるおそれがあります。
  • 素手で触る。手袋なしで作業する。
  • 換気をせずに閉めきった部屋で作業を始める。
  • 塩素系の漂白剤と酸性の洗剤など、表示で「混ぜるな」とされている製品を一緒に使う。
  • 天井裏・床下に入って、ふんや巣を片づけようとする。

この節の出典:CDCの清掃手順

掃除と消毒の手順

次の手順は、CDCの「How to Clean Up After Rodents」の手順を、家庭で読みやすい順に整理したものです。消毒剤の種類・薄め方・置く時間は、使う製品の表示に従ってください。国によって製品の濃度が違うため、この記事では薄め方の数値は載せていません。

  1. 写真を撮る:片づける前に、ふんのある場所と量を写真に残す。侵入経路や通り道を考える手がかりになる。
  2. 換気する:窓と扉を開け、作業の30分ほど前から空気を入れ替える。換気のあいだは、その部屋から離れておく。作業中は子どもやペットを近づけない。
  3. 身につける:ゴムかプラスチックの手袋をつける。汚れてもよい服を選ぶ。
  4. 湿らせる:ふん・尿の跡に、対象の表面や用途に合った消毒剤を表示どおりに使い、しっかり湿らせる。ほかの製品と混ぜず、置く時間は製品が示す接触時間を優先する。
  5. 拭き取る:ペーパータオルなどで、ふんと消毒剤をいっしょに拭き取る。
  6. 捨てる:拭き取った紙は袋に入れて口を閉じ、蓋つきのごみ箱へ。自治体のごみ分別に従って出す。
  7. 仕上げる:ふんのあった床や棚を、消毒剤を含ませたモップやスポンジで拭く。
  8. 手を洗う:手袋をしたまま手袋を石けんと水(または消毒剤)で洗ってから外し、そのあと石けんと温かい水で手を洗う。

CDCは、ネズミの死骸や巣の材料も同じように湿らせてから袋に入れ、その袋をさらに別の袋に入れて口を結ぶよう案内しています。食器や調理器具、食品の近くで見つかったときは、口にするものが汚れていないかを確かめ、迷うものは使わないようにします。

この節の出典:CDCの清掃手順

天井裏・大量のふん・巣は業者に任せる

CDCは、被害の大きい場所の清掃では、より高い防護具が必要になるとしています。天井裏や床下は足場・断熱材・配線の問題もあり、住んでいる人が入って片づける作業としておすすめしません。駆除を依頼するときは、ふんや巣材の回収・清掃・消毒が見積りに含まれるか、どの範囲までかを確かめます。清掃が別料金になることもあるため、見積書の内訳で作業の単位をそろえて比べてください。

ダニとかゆみへの備え

東京都の「都民のためのねずみ防除読本」によると、ネズミには体長0.5〜1.0mmのイエダニが寄生して吸血しています。宿主のネズミが巣からいなくなったり死んだりすると、イエダニはその場を離れて移動し、人を吸血して激しいかゆみと皮しんを起こすとされています。

  • 駆除を依頼する場合は、駆除後のダニへの対応が作業に含まれるかを確かめる。
  • 自分でダニ用の薬剤を使う場合は、製品の対象・使用場所・使用方法を守る。
  • 駆除のあとにかゆみや発しんが続くときは、ネズミがいたことを伝えて医療機関に相談する。

この節の出典:東京都のねずみ防除読本

ネズミと感染症について

東京都の読本は、ネズミによる衛生上の被害として感染症の媒介を挙げ、ネズミにかまれたり体に触れたりして直接感染する場合と、ふんや尿の病原体が飲み水や食品を汚して口から取り込まれる場合があると説明しています。例として、腎症候性出血熱(ハンタウイルス)やレプトスピラ症、サルモネラ症などを挙げています。

この記事は病気の有無を判断するものではありません。ネズミのいた環境で過ごしていて体調に変化があるときは、そのことを伝えて医療機関に相談してください。掃除を終えたら、ふんのあった場所を見直して、えさとすきまが残っていないかを確かめます(自分でできる手入れ、再発したときの確かめ方)。

この節の出典:東京都のねずみ防除読本

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

あわせて読む