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蜂の巣駆除の後:戻り蜂・巣の放置・また作られるときの対処

駆除の後にハチを見かけても、すぐに失敗と決める必要はありません。飛んでいる理由を分けて考えます。

巣を取った後に同じ場所をハチが飛び回るのは、作業のときに巣の外にいた働きバチが戻ってきた「戻り蜂」であることが多く、広島市は「しばらくの間、巣のあった場所を飛び回りますが、そのうち居なくなります」と説明しています。大阪市淀川区や藤沢市は巣のあった付近への殺虫剤の噴霧にもふれていますが、製品の適用・場所・近隣への影響を確かめられる場合の話で、必ずしも必要な作業ではありません。業者に頼んだ場合は、自分で薬剤をまく前にまず施工した業者に連絡してください。スプレーをかけた巣は、翌日ハチがいないことを確かめてから落とすのが自治体の手順で、スズメバチ・アシナガバチの空になった巣は翌年使われません。何日たっても多くのハチが出入りしている場合は、巣が残っている、別の巣がある、種類や製品の対象が合っていなかったなどの可能性があるため、業者や自治体に相談してください。

瓦屋根の軒下に、柄でぶら下がり巣穴がむき出しになった小さな蜂の巣が見える住宅のイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

この節の出典:広島市のハチのFAQ、大阪市淀川区のハチの案内(2012年)、藤沢市のハチの案内

ハチが飛んでいる理由を分ける

駆除後に見かけるハチと考え方
見え方考えられること対処
巣のあった場所の周りを探すように飛ぶ戻り蜂。大阪市淀川区(2012年)は、巣を探して辺りを飛び回るが人を襲うことはほとんどないと説明近づかない。藤沢市は巣のあった付近への噴霧にふれているが、製品の適用と周囲への影響を確かめられない場合はしない。業者作業後ならまず施工業者へ
巣のあった場所とは関係なく同じ方向へ行き来する広島市は、ほかの巣のハチの通り道になっている可能性を挙げる近くに別の巣がないか離れて確認し、見つかれば相談。トラップはハチを呼び寄せるため、置き場所や時期を誤ると逆効果になりうる
薬剤をかけた巣に、翌日もハチが出入りしている噴射が届かなかったほか、種類の見誤り、製品の対象外、見えない巣の存在なども考えられる町田市はアシナガバチの巣について夜の再噴射にふれているが、回数を増やせばよいとは限らない。対象が分からない、効かない、場所が危険なら追加の作業はやめて相談
日を追ってハチが増える、壁や屋根のすき間に出入りする見えない場所に巣がある可能性自分で探さない。業者に調査を頼む

この節の出典:大阪市淀川区のハチの案内(2012年)、藤沢市のハチの案内、広島市のハチのFAQ、町田市のハチの案内

戻り蜂が何日でいなくなるかを示す公的な資料は、編集部の調査では見つかりませんでした。広島市の説明も「しばらくの間」「そのうち」です。日数で判断せず、ハチの数が減っていくかどうかを離れた場所から見てください。

薬剤をかけた巣は放置してよいか

自分で取る場合、スプレーをかけた当日に巣を落とす必要はありません。世田谷区は、噴霧後すぐに撤去するのではなく「できれば翌日、ハチがいないことを確認してから取り除きましょう」と案内し、横浜市は後片付けを翌日明るくなってから、再度殺虫剤をかけてハチがいないことを確かめて巣を落とすよう書いています。スズメバチ・アシナガバチの空の巣は、八王子市・横浜市港北区などが説明するように翌年使われることはないため(ミツバチは別)、手の届かない場所なら残しておいても再び使われる心配はありません。

この節の出典:世田谷区のハチの巣の除去、横浜市のアシナガバチの駆除方法、八王子市のハチの巣の駆除、横浜市港北区のハチの案内

  • 落ちているハチは死んでいるように見えても素手で触らない(川崎市:スズメバチは死骸でも腹部に触れると針を動かすことがある)。
  • 落とした巣とハチは袋に入れて口を縛る(広島市)。
  • 子どもやペットが落ちたハチに触れないよう、片付けまで近づけない。

この節の出典:川崎市のハチの駆除方法、広島市のハチのFAQ

業者に頼んだ場合に確かめること

戻り蜂への対応は業者によって違います。ある大手事業者は、戻りバチに備えてトラップを設置し、1週間後に訪問するサービスを公表しています。一方で神戸市消費生活センターには、駆除の後に頼んでいない「戻り蜂対策の薬の散布」をしたとして高額な請求を受けた相談が寄せられています。見積りの段階で、戻り蜂への対応が料金に含まれるか、追加なら金額はいくらかを確かめ、頼んでいない作業は断ってください(ぼったくられたと思ったら)。

この節の出典:ダスキンの公式料金(ハチ)、神戸市消費生活センターの相談事例

同じ場所にまた作られるとき

  • 巣作り予防の表示があるスプレーを、前年に巣を作られた場所の周辺に吹き付ける。KINCHOは1㎡あたり約10秒で1か月に1度、アース製薬は1㎡あたり約5秒で約4か月の持続(使用環境で変わる)と表示し、どちらも雨や水がかかると効果が減るとしている。
  • 春先(4〜6月)に同じ場所を点検し、女王蜂1匹の小さな巣のうちに見つける(小さい巣の記事)。
  • 名古屋市は、4〜5月に飛んでくる女王蜂を誘引トラップで捕まえて巣作りを防ぐ方法を紹介している。
  • ハチの出入りや巣がないことを確かめた段階で、通気口にネットを付け、外壁の割れ目や節穴を補修する(神戸市・藤沢市・札幌市)。

この節の出典:KINCHOの製品情報(ハチ・アブ用)、アース製薬の製品情報(ハチアブマグナムジェット)、名古屋市のスズメバチの案内、神戸市のハチの案内、藤沢市のハチの案内、札幌市のハチの案内

季節ごとの見回りの考え方は蜂の巣駆除の時期に、自分で取るときの手順は蜂の巣を自分で駆除できる条件と手順にまとめています。

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

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