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ネズミ駆除の料金トラブル。契約してしまった後の確認とクーリング・オフ

訪問の場で契約してしまっても、取れる手順は残っています。まず契約書面の受け取り日を確かめ、記録をそろえて相談につなげます。

ネズミ駆除の契約でも、特定商取引法の訪問販売に当たる場合は、契約書面を受け取った日から数えて8日以内なら、書面またはメールなどの電磁的方法でクーリング・オフ(無条件での契約解除)ができます。国民生活センターは、見積りのつもりで自宅に来てもらった業者とその場で説明されたサービスを契約した場合などは訪問販売に当たる可能性があり、期間内に工事が行われていても無償で元どおりに戻すよう求められると案内しています。期間を過ぎても解約できる場合があります。おかしいと思ったら、すぐに消費者ホットライン188に相談してください。

明るい食卓に広げた書類と電卓、ノートのイメージ画像
写真はイメージです。実際の現場・施工事例ではありません。

公表されている相談の傾向

国民生活センターは2024年4月、害虫・害獣駆除サービスをめぐる相談が2023年度に前年度同期の約1.5倍に増えたと公表しました。公表資料には、ネットで「一軒家約5,000円〜」と表示していた業者に見積りに来てもらったところ、「人が入れない場所があるので半分だけ調査する」と説明され、約13万円と言われて契約したネズミ駆除の事例が載っています。別の業者に見てもらうと、ホームセンターで売っている粘着シートを数枚敷いてあるだけだと指摘され、クーリング・オフを申し出たが「できない」と言われたという内容です。

同じ資料は、問題点として、ネット上の料金と実際の料金がかけ離れていること、消費者の不安をあおって契約を急がせる勧誘、作業の中断を求めても聞き入れず代金を請求すること、複数の見積りを取れない状態に置かれること、契約書面に「一式」としか書かれていないなど具体的な内容がない場合があること、クーリング・オフを妨げる例があることを挙げています。

この節の出典:国民生活センターの注意喚起

まだ契約していない・作業の途中なら

  • 「今日は決めない」と伝え、見積書をもらって検討する時間を取る。国民生活センターは、比較・検討する機会を奪うような勧誘をする業者とは契約しないよう呼びかけています。
  • 作業内容と総額を書面で示してもらう。「一式」だけの見積りは、何に払うのかを項目ごとに説明してもらう。
  • 別の会社にも同じ条件で見積りを依頼する(見積書の比べ方)。
  • 不安をあおる言葉(「今やらないとひどいことになる」「今日なら安くする」)が出たら、いったん手を止める合図にする。

東京都の「都民のためのねずみ防除読本」も、ネズミの防除に直接関係のない作業を強く勧めたり、必要以上に危機感をあおったりする業者は適切とはいえないと書いています。

この節の出典:国民生活センターの注意喚起、東京都のねずみ防除読本

契約してしまったあとに確かめる手順

  1. 契約書面を受け取った日を確かめる。書面を受け取っていない、または書面に必要な内容が書かれていない場合もあるため、書面そのものを手元に置く。
  2. 契約の経緯を書き出す:誰が、いつ、どうやって業者を知り、どこで契約したか(自宅での見積りの場で契約したか、など)。
  3. 訪問販売等の対象契約に該当する場合は、法定書面を受け取った日から数えて8日以内に、クーリング・オフの通知を書面かメールなどで送る。送った日と内容が分かる控えを残す(書面ならコピーと、送った記録が残る方法で)。
  4. 支払いをまだしていないなら、急いで支払わない。支払った場合は、方法(現金・カード・振込)と日時、領収書を控える。
  5. すぐに消費者ホットライン188に電話し、居住地の消費生活センターにつないでもらう。期間を過ぎていても、事情を伝えて相談する。

訪問販売に当たるかどうかは、業者を知った経緯や契約した場所など個別の事情で判断が変わります。「自分で業者を呼んだからクーリング・オフはできない」と決めつけず、また業者に「できない」と言われてもそのまま諦めず、消費生活センターに確かめてください。

この節の出典:国民生活センターの注意喚起

相談の前にそろえる記録

消費生活センターに相談するときに手元に置くもの
記録なぜ必要か
業者を見つけた広告・サイトの画面(保存・スクリーンショット)表示された料金と実際の請求額の差を示せる
見積書・契約書・請求書・領収書契約の内容、書面を受け取った日、支払いの有無が分かる
作業内容のメモと写真(何を、どこに、何個置いたか)請求額と作業の対応を確かめられる
やりとりの記録(通話の日時、担当者名、メール・メッセージ)勧誘の経緯とクーリング・オフを申し出た日時を示せる
被害の記録(物音・痕跡の日時と場所)依頼前の状況を説明できる(天井裏の物音の記録)

次に頼む業者を選ぶとき

契約を解除したあとも、ネズミの問題そのものは残っていることがあります。次に依頼先を探すときは、ランキングではなく比べる基準をそろえて選び(業者選びの基準)、見積りの前後で業者選びチェックリストを使って聞きもらしを防いでください。自治体の相談窓口で聞けることは市役所には何を聞けるのかにまとめています。

参照した情報

公的機関・事業者の案内は更新されることがあります。手続きの前に、最新の内容をご自身でご確認ください。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の状況の診断・判定ではありません。

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